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質屋とは何か、どんな人が利用でき、どのように手続きすればよいのか、また、質屋の特徴など、基本的な知識について解説します。
「質屋の歴史は700年」といわれるように、質屋の歴史は古く、鎌倉時代中期に誕生したといわれています。それは、鎌倉時代以前の物々交換から貨幣経済が発達してきたためで、貨幣経済が浸透してくると、どうしてもお金がある、なしの社会が生まれることになり、お金のある時はお金を貸し、お金のない時はお金を借りるというようになったわけです。質屋というのは、発生した当初は「庫倉」(くら)と呼ばれ、その後室町時代に入ると、「土倉」「土蔵」と称されるようになりました。
その後、貨幣経済がますます発達し、現在のようなシステムに定着したのが江戸時代になってからだといわれています。ちなみにこのころの質屋では、古着屋、古道具屋、古鉄屋とともに「八品商」とまとめられ、町奉行の支配下にあったことから、質屋は古物商の仲間として扱われていました。また、当時は質物には、品物(動産)のみならず、不動産も質入されていたという話もあります。
近代に入ると、初めて、質屋の法令整備が行われるようになりました。まず、1895年(明治28年)に「質屋取締法」が制定されました。それは、当時の質屋には盗品、遺失品が持ち込まれることが多く、取締りの対象として見られているということがあったからです。そして、1950年(昭和25年)に今の「質屋営業法」が制定されました。この法律では、質屋営業には、各都道府県の公安委員会の許可が必要であること、質物の預かり期限は質契約締結から3ヶ月以上にするなどが定められました。
質屋自体の数は戦後も増え続け、1958年(昭和33年)にピークを迎えますが、その後、高度経済成長時代に入り、国民生活のレベルが上がると、質屋を利用する機会が減少し、質屋の数もそれに伴い激減していきました。取扱う質物も、昭和40年代ぐらいまでは、呉服、洋服などの衣類、ふとん、鍋などの生活用品が中心でしたが、電化製品が普及されるようになると、テレビやラジカセ、VTRなどが増え、また国民生活が向上するにつれて、高級腕時計やブランドバッグ、アクセサリーなど様々な品物が取り扱われるようになってきました。そして現在では、質屋自体の数は減っていますが、本来の業務(質預かり)とは別に、買取や販売を行うことで、多くの人々が利用しやすい形へと変化していっています。
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